◆ふりがなを振る
ふりがなの文字列を取り出す方法を紹介します。
ふりがなは、ワークシート関数にも用意されています。
= PHONETIC(A1)
これで、ふりがなを振ることはできます。
これをマクロで記述すると下記のようになります。
Sub test1()
Range("B1") = Application.WorksheetFunction.Phonetic(Range("A1"))
End Sub
VBAのマクロにも同じような関数 (GetPhonetic メソッド) が用意されています。
test1と同じ事をやらせるには
Sub test2()
Range("B1") = Application.GetPhonetic(Range("A1"))
End Sub
となります。
IMEでひらがなを入力して、最初に変換される漢字の読みを取得できるようです。
しかし、漢字には色々な読み方があります。すべてを取得するには、test3 のように
します。
GetPhonetic の引数を省略すると、以前に指定された引数でのふりがな候補の文字列を
返します。
候補の文字列がない場合は空の文字列を返します。
Sub test3()
Dim Row_Cnt, Column_Cnt As Integer
Dim Yomi As String
Row_Cnt = 3
Column_Cnt = 2
Yomi = Application.GetPhonetic(Range("A3"))
While Yomi <> ""
Cells(Row_Cnt, Column_Cnt) = Yomi
Column_Cnt = Column_Cnt + 1
Yomi = Application.GetPhonetic()
Wend
End Sub