アプリケーションとしてのVBA Excel(エクセル) VBA の役立つ Tips の紹介

アプリケーションとしてのVBA

ブックのイベント

ブックのイベント


  ブックやシートのイベント操作には、既定のイベントプロシージャーがあらかじめ
  用意されいます。

  ブックには23個の、シートには8個のイベントプロシージャーがあります。

  このあらかじめ用意されているイベントプロシージャーは、標準モジュールに記述する
  わけではありません。

  ブックのイベントは、
  プロジェクト エクスプローラで「ThisWorkbook」をダブルクリックするか、
  「ThisWorkbook」を右クリックして、「コードの表示」を選択し、
  イベントプロシージャーを表示します。

  以下は、23種類用意されているブックのイベントプロシージャーの一覧です。
	
Private Sub Workbook_Activate()

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックがアクティブになった時。

Private Sub Workbook_Deactivate()

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックがアクティブではなくなった時。

Private Sub Workbook_AddinInstall()

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックがアドインとして組み込まれた時。

Private Sub Workbook_AddinUninstall()

End Sub

呼び出されるタイミング:
 アドインの組み込みを解除した時。

Private Sub Workbook_BeforeClose(Cancel As Boolean)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックを閉じる時で、保存のダイアローグが表示される前。
 引数にTrueを代入することで、保存作業を中止でき、
 ブックは開いたままとなる。

Private Sub Workbook_BeforePrint(Cancel As Boolean)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 印刷する前。
 引数にTrueを代入することで、印刷作業を中止できる。

Private Sub Workbook_BeforeSave
                       (ByVal SaveAsUI As Boolean, Cancel As Boolean)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックを保存する前。
 1番目の引数(SaveAsUI)がTrueの場合、[名前を付けて保存]ダイアログが
 表示される。
 2番目の引数(Cancel)をTrueにすると、保存作業を中止できる。

Private Sub Workbook_NewSheet(ByVal Sh As Object)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 新しくシートが作成された時。
 引数には作成されたシートの参照(オブジェクト)が渡される。

Private Sub Workbook_Open()

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックを開いた時。

Private Sub Workbook_SheetActivate(ByVal Sh As Object)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 シートがアクティブになった時。
 引数にはアクティブになったシートの参照(オブジェクト)が渡される。

Private Sub Workbook_SheetDeactivate(ByVal Sh As Object)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 シートがアクティブではなくなった時。
 引数にはアクティブになったシートの参照(オブジェクト)が渡される。

Private Sub Workbook_SheetBeforeDoubleClick
       (ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 シートをダブルクリックして編集する前。
 引数に対象シートと対象セルが渡される。
 3番目の引数をTrueにする事で、編集できないようにできる。

Private Sub Workbook_SheetBeforeRightClick
      (ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range, Cancel As Boolean)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 シートを右クリックした時。
 引数に対象シートと対象セルが渡される。
 3番目の引数をTrueにする事で、既定のメニューが出ないようにできる。

Private Sub Workbook_SheetCalculate(ByVal Sh As Object)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 シートの再計算が終了した時。
 引数に対象シートが渡される。


Private Sub Workbook_SheetSelectionChange
                       (ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 シートの選択範囲が変わった時。
 引数に対象シートと対象セルが渡される。

Private Sub Workbook_WindowActivate(ByVal Wn As Window)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックのウィンドウがアクティブになった時。
 引数にはアクティブになったウィンドウへの参照が渡される。

Private Sub Workbook_WindowDeactivate(ByVal Wn As Window)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ブックのウィンドウがアクティブではなくなった時。
 引数にはアクティブでなくなるウィンドウへの参照が渡される。

Private Sub Workbook_WindowResize(ByVal Wn As Window)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ウィンドウのサイズを変更した時。
 引数にはサイズが変更されたウィンドウの参照が渡される。

Private Sub Workbook_SheetChange
                   (ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 シートのセルが変更された時。
 引数に対象シートと対象セルが渡される。

Private Sub Workbook_PivotTableOpenConnection
                                 (ByVal Target As PivotTable)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ピボットテーブルレポートのデータソースへの接続が開かれた後。
 引数には選択されているピポットテーブルレポートが渡される。

Private Sub Workbook_PivotTableCloseConnection
                                 (ByVal Target As PivotTable)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ピボットテーブルレポートのデータソースへの接続を閉じた後。
 引数には選択されているピポットテーブルレポートが渡される。

Private Sub Workbook_SheetPivotTableUpdate
                        (ByVal Sh As Object, ByVal Target As PivotTable)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 ピボットテーブルレポートのシートが更新された時。
 引数には選択されているシートと選択されているピポットテーブルレポートが
 渡される。

Private Sub Workbook_SheetFollowHyperlink
                       (ByVal Sh As Object, ByVal Target As Hyperlink)

End Sub

呼び出されるタイミング:
 Excel のハイパーリンクをクリックした時。
 引数には選択されているシートとHyperlink オブジェクトが渡される。

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